2002年8月30日金曜日

ゆりってみる

やおい的アプローチは、僕自身もキモいので、女性同士に書き換えてみました。どこを変えたかチェックすると、僕の中の、女性的物象と男性的物象の違いがわかるかもしれません。


あの人に会ったのは、私が中学 1 年生の春。ずっとクラスは別だったんだけど、三年生になった時にクラスが一緒になって、夏休みの進学希望者の補習の時のこと。外はセミが鳴くのが聞こえて、遠くでは女子バレー部のシューズと体育館の床の擦れる音と掛け声。二人きりで勉強をしていた私に、彼女は質問してきた。


「ねぇ、この単語って意味なんだっけ? 」


「うん? 」


教室は誰もいないから、彼女の声は少し響いて、私はノートから目を上げると彼女を見た。英語の教科書を指さして私に問いかけている。私は、なんとなく上の空で、数学の公式を頭の中に浮かべていたから、彼女の質問を耳に入れて、脳の中で噛み砕くのに少し時間がかかっていた。怪訝な顔で、私の顔を覗き込んだその顔を見て、私はなぜか少し「ドキッ」とした。ストレートで綺麗な髪。髪は、窓から垂れ下がっているベージュ色のカーテンをすり抜ける太陽の光に、少し当たって、金色に輝いている。前髪が、少し目の上にかかって、彼女はゆっくりと髪を耳にかけた。そのしぐさを眺めながら、教科書に目を移す。


fascination


私の好きなアーティストの曲に使われている単語だった。


「魅惑って意味よ」


「そう。ありがとう」


彼女は礼を言うと、私を見た。そして、反対の髪も、またかきあげた。


「ねぇ、ジュンコ。私、あなたのことが好きなのかもしれない」


「なっ、何言ってんのよ!!」


私は、必要以上に慌てた。顔が少し火照って赤くなっているのがわかる。シャープペンシルが、汗で滑った。


「キュッ、キュ」


バレー部のサーブを打つ音が聞こえた。そして、またセミの音が耳に、耳鳴りのように聞こえてくる。それは、木にとまっているのではなくて、私の頭の中にいるのではないかと思うほどに、常に鳴り止まずに聞こえ続けた。


「ジュンコのことを考えると、私、なんだかおかしくなってしまうのよ」


「う。うん」


なんとなく、その場所にいられなくなって、私は数学の公式を頭に抱えたまま席を立って、窓の方に向かった。時折吹く風に、カーテンは揺れている。その度に、カーテンの留め金は、キリキリと鳴いた。カーテンが、少し宙を舞った隙に、私はカーテンと窓の隙間に入った。窓の下には、濃緑の芝生と黒くてキラキラ光った池がある。私は、太陽を反射しているその池の水面を眺めていた。そして、そこに浮かぶ蓮の葉の上にいるカエルを思った。カエルは、勿論いない。恐らく池の中で雨を待っているだろう。雨は、彼にとって必要不可欠な存在なのだ。眩しい太陽は似合わない。


「ねぇ」


カーテンの向こうから彼女の声が聞こえた。そして、歩く音。乾燥した教室。風でノートはめくられる。誰もいない教室の机の上で。


「あっ」


私は、抱きしめられていた。彼女に強い力で。カーテンは私を覆い、留め金は私の上でキリキリ鳴いていた。太陽を背中にした私の影がカーテンに、黒く映っている。私の姿は、カーテンの波打つしわと同じに歪んでいた。そして、歪んだ感情に抱かれていた。


「好きなの」


カーテンに包まれた私を、少しずつ剥ぎ取りながら彼女はつぶやいた。真っ赤な顔が見えたその瞬間、私は、彼女を許そうと思った。たった一人で、許されない感情を自分の中で打ち付けていた彼女を思うと、どこかに私と同じ姿を見たのかもしれない。それが、どんな感情なのかは、まだ理解できていないだろうけど、多分私は、彼女と同じことを思っている。


彼女が好きなんだ。


「うん」


私は、抱き寄せる彼女に身体を任せて、彼女の肩に顔をのせて彼女の髪と耳を見た。白い制服のブラウスからは、ほのかに彼女のシャンプーの匂いがした。そして、彼女の唇に私の唇を重ねた。目を閉じている彼女を見て私は、かわいいと思った。


抱き合いながら、彼女の黒いスカートの下に湿ったものを感じたのは、キスが終わって離れた時だった。そして、私自身も濡れっていることに、気がついた。



レズビアンになると、男性にとっては綺麗なものになりますね。



2002年8月29日木曜日

やおいってみる

あの人に会ったのは、僕が中学 1 年生の春。ずっとクラスは別だったんだけど、三年生になった時にクラスが一緒になって、夏休みの進学希望者の補習の時のこと。外はセミが鳴くのが聞こえて、遠くでは野球部の金属バットの音と掛け声。二人きりで勉強をしていた僕に、彼は質問してきた。


「ねぇ、この単語って意味なんだっけ? 」


「うん? 」


教室は誰もいないから、彼の声は少し響いて、僕はノートから目を上げると彼を見た。英語の教科書を指さして僕に問いかけている。僕は、なんとなく上の空で、数学の公式を頭の中に浮かべていたから、彼の質問を耳に入れて、脳の中で噛み砕くのに少し時間がかかっていた。怪訝な顔で、僕の顔を覗き込んだその顔を見て、僕はなぜか少し「ドキッ」とした。ストレートで綺麗な髪。髪は、窓から垂れ下がっているベージュ色のカーテンをすり抜ける太陽の光に、少し当たって、金色に輝いている。前髪が、少し目の上にかかって、彼はゆっくりと髪を耳にかけた。そのしぐさを眺めながら、教科書に目を移す。


fascination


僕の好きなアーティストの曲に使われている単語だった。


「魅惑って意味さ」


「そうか。ありがとう」


彼は礼を言うと、僕を見た。そして、反対の髪も、またかきあげた。


「ねぇ、ジュン。僕はキミのことが好きなのかもしれない」


「なっ、何言ってんだよ!!」


僕は、必要以上に慌てた。顔が少し火照って赤くなっているのがわかる。シャープペンシルが、汗で滑った。


「カキーン」


金属バットで、軟式のボールを打つ音が聞こえた。そして、またセミの音が耳に、耳鳴りのように聞こえてくる。それは、木にとまっているのではなくて、僕の頭の中にいるのではないかと思うほどに、常に鳴り止まずに聞こえ続けた。


「ジュンのことを考えると、僕、なんだかおかしくなってしまうんだよ」


「う。うん」


なんとなく、その場所にいられなくなって、僕は数学の公式を頭に抱えたまま席を立って、窓の方に向かった。時折吹く風に、カーテンは揺れている。その度に、カーテンの留め金は、キリキリと鳴いた。カーテンが、少し宙を舞った隙に、僕はカーテンを窓の隙間に入った。窓の下には、濃緑の芝生と黒くてキラキラ光った池がある。僕は、太陽を反射しているその池の水面を眺めていた。そして、そこに浮かぶ蓮の葉の上にいるカエルを思った。カエルは、勿論いない。恐らく池の中で雨を待っているだろう。雨は、彼にとって必要不可欠な存在なのだ。眩しい太陽は似合わない。


「ねぇ」


カーテンの向こうから彼の声が聞こえた。そして、歩く音。乾燥した教室。風でノートはめくられる。誰もいない教室の机の上で。


「あっ」


僕は、抱きしめられていた。彼に強い力で。カーテンは僕を覆い、留め金は僕の上でキリキリ鳴いていた。太陽を背中にした僕の影がカーテンに、黒く映っている。僕の姿は、カーテンの波打つしわと同じに歪んでいた。そして、歪んだ感情に抱かれていた。


「好きなんだ」


カーテンに包まれた僕を、少しずつ剥ぎ取りながら彼はつぶやいた。真っ赤な顔が見えたその瞬間、僕は、彼を許そうと思った。たった一人で、許されない感情を自分の中で打ち付けていた彼を思うと、どこかに僕と同じ姿を見たのかもしれない。それが、どんな感情なのかは、まだ理解できていないだろうけど、多分僕は、彼と同じことを思っている。


彼が好きなんだ。


「うん」


僕は、抱き寄せる彼に身体を任せて、彼の肩に顔をのせて彼の髪と耳を見た。白い制服のワイシャツからは、ほのかに彼の汗の匂いがした。そして、彼の唇に僕の唇を重ねた。目を閉じている彼を見て僕は、かわいいと思った。


抱き合いながら、彼の黒い学生ズボンの下に固いものを感じたのは、キスが終わって離れた時だった。そして、僕自身も固くなっていることに、気がついた。



やっぱ、こういうのは無理ぽ(w



2002年8月28日水曜日

Microsoft のマウス

Microsoft のキーボードのフィーリングが気に入っていたので、ゲーム用に Microsoft Sidewinder を購入していたんだけど、今日なんだか「ポッ」っと思い出したかのように、Microsoft のマウスを購入してみる。僕が持っている Microsoft の周辺機器製品は、最も高性能なグレードのものではないのだけれど、なんとなく手に馴染むので使っています。


今回のマウスもいい感じ。



2002年8月27日火曜日

具合悪すぎ


  • 部屋が汚いため、お掃除とお洗濯。一人暮らしな感じ。

  • コピーコントロール CD のコピーは諦めの晩夏。

  • 途中で頭痛を覚え横になるも、目が覚めたら 1:00 近く!!

  • それでも、起き上がって Web 巡回。

  • やはり具合悪し。おやすみなさいませ。



2002年8月26日月曜日

CCCD

avex の、規格外 CD、自称コピーコントロールCDのコピーをしようと思って挑戦。できねー。ちなみに、個人での視聴を目的としたコピーは違法でもなんでもありませんので、念のため。


もともと、Halloween とかのジャーマンメタルとかを聴いてみたり、George Winston などのピアノな曲を流しっぱなしな私にとって、avex 系のアーティストはどうでもいいのですが、やっぱりこれはあんまり歓迎されるお話じゃないですよね。激しく今更ですが。


あと、家に CD-R が、200 本位ありますが、ほとんど管理できていません。お前らはどうやって管理していらっしゃるのですか?



2002年8月25日日曜日

命の洗濯

普段の疲れや、なんだかいろいろを流しに行ってきます。温泉。札幌近郊。定山渓。シーズンがシーズンなので、普段より高いですが、まぁいいでしょう。



2002年8月24日土曜日

これで怖くない

先生!! どんな不適切なマークアップも以下のように記述すれば、チェックを通ります!!




<!-- 省略-->
<body>
<div>
<!-- ここに不適切なマークアップ -->
テキスト直書きとか、インライン要素やブロック要素のごちゃまぜスープ(はぁと
<!-- 不適切なマークアップ終了 -->
</div>
</body>
</html>


<div>でくくっているので、<body>直下に書いていた<img />などの、ブロック要素に包括されるべきインライン要素や空要素が、問題ないものに。ププ。魔法の要素<div>。良い子は真似しないでね。


というアフォなことを日記に結構書いてきたので、どこかにまとめます。まとめたぞなので。うふっ。



2002年8月23日金曜日

エヴァンゲリオン劇場版

先日、amazon で購入した新世紀エヴァンゲリオン劇場版を鑑賞。「DEATH & REBIRTH」「Air / まごころを、君に」を 4 本全部を観たので、長い。しかも、途中ダブってるしね。相変わらず何度観てもわけわからないですね。まぁ、最初観た時よりはマシですけどね。


新世紀エヴァンゲリオンは、1997 年に公開されたのですが、当時は web の創世記だったこともあって、世のエヴァンゲリオンも観た人々は、こぞって「解釈や謎解き」の Web サイトを作った。今でも、検索したら結構出てくると思いますけど。


僕は、映画や小説の謎解き本とかの類が大嫌いな人なんです。その人が読んだり、観たりした後の感覚が一番大切だと思うのに、他人の解釈や要らない予備知識などがあることによって、もしかすると 180 度違った考え方になってしまう危険性があると思うんです。好きな小説を読んで、楽しい気持ちや悲しい気持ちになったことを、作者と自分の一対一のスタンスでの感情の揺れ動きだとするならば、第三者の気持ちの揺れや視点が入ることによって、その人の感性が邪魔してくる。言いたいことわかりますか? これってすごく嫌なんですよ。


だから、僕は作者の意思と自分の感性を大事にしたいので、解説本や謎解き本や、それに類するサイトを閲覧しないようにしています。


そして、他人が好きな曲や音楽、アニメや映画や小説などなどは、好きなんだなと理解するように努めますが、誰かが好きだから、僕も好きになるだろうとか思わないし、むやみやたらに押し付けてくる人は苦手です。自分の好きなものは好きだし。それが他人に理解しがたいものであったとしても。逆に僕の大嫌いなものを他人が好きな場合も往々にしてあるもので、僕もできる限り、それを尊重していきたいと思うんです。世の中には、いろんな人がいますからね。



2002年8月22日木曜日

index ファイル

久々にスタイルシートを書き換えて見る。青が眩しい。これは、白黒に慣れた自分の目の仕業なのか、本当に眩しいのか。多分、本当に眩しいんだろうなぁ。これも、8 月末までの予定。だって、なんとなく涼しそうだから。


しかし、札幌は夏が訪れることなく終了しそうです。寒いなぁ。夏に寒いって、そりゃおかしいだろって思うかもしれませんけど、本当に寒いです。涼しいを越してます。伝え聞くところによると、10 月並みの気温とのこと。納得。


全然関係ないんですけど、サーバのトップディレクトリ以下の下層ディレクトリに、index.html あるいは、index.htm あるいは、index.php あるいは(以下略)、を置いていない人って結構いますよね。サーバを少しでもいじったことがある人なら、わかると思うのですが。いや、別に置かなくてもいいんですけどね。そんな決まりもないので。例えばディレクトリの中身を意図的に見せたい場合とかもあるだろうし。でも、なんとなく僕は、サーバを触る以前からディレクトリには、必ず index.php を置いているんですよ。一部はないですけど、その場合は、403 ページに吹っ飛ばしているんです。


これについては、人の好き好きもあるし、なんとも言えないので、メリットとデメリットを考えてみようと思う。


index ページを置かない場合

メリット


  • http://hoge.ne.jp/hoge/ にアクセスした場合に、サーバで設定している場合に限り、/hoge ディレクトリ以下のファイルの一覧を表示させることができる。

  • 自分の好きなファイルをそのディレクトリのトップページにすることができた気がする。

  • http://hoge.ne.jp/hoge/ にアクセスした時に、ファイル一覧表示を設定していない場合、レンタルサーバや、ISP のトップページやエラーページに自動的にジャンプできる。


デメリット


  • http://hoge.ne.jp/hoge/ にアクセスした場合に、サーバで設定している場合に限り、/hoge ディレクトリ以下のファイルの一覧を表示させることができるので、恥ずかしい隠しファイルが見られてしまう。

  • 一部のユーザは、検索エンジン経由でサイトを訪問した時に、ディレクトリを上位に移動する場合がある。その場合に、見られてはいけないファイルが見られてしまう可能性がある。


index ページを置いた場合

メリット


  • 各ディレクトリに、目次ページを置くことにより、整然としたサイト構成になる。はず。

  • 訪問者を不用意に、エラーページや、トップページなどにジャンプさせることがない。

  • ディレクトリ内の、ファイルが見られないので、秘密のファイルを置いてもバレにくい(完全には、隠蔽できない)


デメリット


  • 思い浮かばない。なんかあったら教えてくだちい。


こんな下らないことを検証しているのも、アフォらしくなってきたので、恥かきたくなかったら、ディレクトリ作ったら index ファイル置いてくれです。



2002年8月21日水曜日

描いてみる

皆さんは、絵が上手ですか? まぁ、あまり自分で巧いという人はあまりいないとは思いますが、僕は敢えて巧いと自分で言ってしまうです。というのも、僕はもともと美術の成績は 5 段階評価で、いつも 5 だったし、県の美術展みたいなので最優秀賞の次くらいの賞も貰ったんです(小学生の時) 。今はほとんど描くことがなくなったので、少し腕も落ちたかもしれませんけど、まだまだイケます。今後は、Web Cafe' の背景画像も自分で描こうかなと思っています。まぁ、巧いから当たり前の流れです。


まあ、そんなこんなで見てみないとわからないっていう意見も多いでしょうから、僕も今回作品を公開してみようかなと思います。どんな絵を描いていいのか、わからないので、みんなもよく知っている漫画やアニメなどで有名なあのキャラクターを描くことにしました。


ファイル名がヒントです。


巧いでしょ?



2002年8月20日火曜日

X Window System

X Window System の GNOME が、余りにも僕の好みではないので、KDE にしました。ほとんど GUI では起動しないくせに。なので、とりあえずスクリーンショットを撮ってみた。



フィーリングは、Windows 2000 的にしました。んで、今日初めて音を出したんですよ。サーバ立てて結構経つのに。なんかかわいい音なので結構楽しめました。CD でも聴こうかしらハハハン♪と挿入したはいいんですけど、なぜか音が出ない。格闘しましたが出ませんでした。なんでだろ。


そんなことをしているうちに、なんだか server 以外にも、Linux マシン作りたくなりました。他のディストリビューションも試してみたいし。実験用にね。なんつったって、OS タダだし。


いえい。


…。


いえいて!



2002年8月19日月曜日

暇つぶし

3DMark2000™ と、EVA Bench のスクリーンショットを撮ってみる。


3DMark2000™

3DMark2000™ は、米 MadOnion.com 社より、1999 年にリリースされた 3Dなどのグラフィック性能を計測するベンチマークソフトである。


EVA Bench

EVA Bench は、有限会社メディアジャグラーより、2001 年にリリースされた3Dなどのグラフィック性能を計測するベンチマークソフトである。



2002年8月18日日曜日

perl 掲示板

自作掲示板制作の日。以前 Perl で書いたファイルがなくなっていたので、少しずつまた始めようかと思っています。


プログラムなので、行き当たりばったりで書いてると動かないのは目に見えているので、一応ノートとかに「するべきこと」と「必要な処理」などなどをメモしていって、それに沿って書いていたりしたんですけど、なんか調べ物を…と思っていて web ブラウザ起動するとなぜか 2 ちゃん見てしまうのは、拘らない方向で(;´Д`A ```


サル山オチかよ!!



2002年8月17日土曜日

さとみかんにリンクされること

Web Cafe' の日記は、2001 年 1 月から始まったのですが、これまで一日も開けることなく更新して来ました。勿論都合がつかなくて、二日分とかまとめて更新したものもありますけどね。考えたら、400 日分以上あるわけですよ。んで、この日記を読破するのは、そろそろ困難になってますよね。余程、その人の日記が気に入らないと日記なんて過去に遡って読まないですよね。僕もそうです。


今日、kina タンが、僕の日記を読破しましたと報告してくれました。なんだか、少し恥ずかしいような、嬉しいような気分ですね。正直、初期の頃のは、今読みたいとも思えないし。これは日記を主体にしたサイト管理者ならわかってくれると思う。特に僕の場合、文体というか、日記が日記ではなくなってきているようなところもあるし。


うむ。


CSSコミュニティの功罪を評価するスレ 6rd Stuff にも、僕の名前が出てくることもあるけれど、僕は CSSコミュニティの人員ではありません。定義として、さとみかんにリンクされているサイトでHTML や、CSSの話題を日記で交換し合うということが、コミュンであるというのならば、僕は外して欲しいとさえ思うわけです。僕は、スタイルシートを彼らとは関係のないところで学んだし、それらの日記にあるように、HTML や、CSSの話題もほとんどしない。全くしないわけではないけれど、少なくとも Web Cafe' を昔から読んでくれている人たちには、チンプンカンプンな話題なのです。


だからなんだよ? と聞かれたら、僕をカテゴライズしないで欲しいということだろうか。さとみかんから閲覧に来て、どこかでWeb Cafe' の日記についての反応があったとしても、反応があるとは限らないということですかね。そもそも、コミュンではないのですから。


ありみかさとみさんには、個人的に世話になっているし、さとみかんがありみかさとみさんの個人的なブックマークであるということでリンクしてくれているということであるならば、とても嬉しいです。しかし、さとみかんを経由した話題の交換や、馴れ合いは僕はしないです。ごめんなさい。



2002年8月16日金曜日

Simple is best

世間では、お盆休みの最中、僕は今日もお仕事をして、帰って来てから昨夜の続き。今度は問題なく終了。ついでに、Windows ® の最適化を行い、起動や通常の操作でもサクサク動くようにチューニング。これで再インストール前に、起動が 3 分か 5 分かかっていた Windows ® 98 Second Edition も、計測してないけど、1 分台で起動するようにした。自分のものでもないのに、なぜこのようにしているのか? 頼まれた以上は、きちんと仕事をしたいとの思いなのか、自分がこういうことが好きなのか。後者に違いないけど。


ところで、今回の再インストールは、Dell 製の、Windows ® 95 向きに作られたマシンでした。Intel ® Pentium II 266 MHz のマシンだったのだけれど、割と安定していて扱いやすかった。これまで、僕が、改造や破壊などを行ってきたマシンは、富士通や IBM などなのですが、日本製のマシンは、とても扱いにくかったです。なぜなんでしょうか? 相性に悩まされ、フリーズに悩まされと随分苦労しましたけれど、アメリカ製のマシンはなぜか問題ない場合が多いのですよ。実際は、アメリカではなく、東南アジアで製造されているので、細かいことはわからないけれど、私の経験ではそんな感じです。そもそも、メーカでの設計の段階での仕様が違うのだからかな。


そういう意味では、自作をするようになった今でも、メーカ製のマシンを触ると新しい発見があるのかもなと思う。


さらに、ノートに限定していうと、あまり自作するのは一般的ではないので(勿論自作者向けのキットなどはあるけれども)、メーカ製のものを購入することになるんですよね。やはり、SONY とかは売れているし、スタイルもデザインも他のメーカにはない一面を持っていると思うんですよ。でも、僕はそういう装飾的な部分に一切の価値を求めないのです。結局上にのっかって作動しているのは、Windows ® xp であるし、普段から遊びの部分を駆使した使い方をしない。普段使う web ブラウザや、テキストエディタが普通に動いてくれて、タッチパッドやポインタが使いやすいかとかそういう部分が非常に僕の中では大きいんですよ。


そういうお前のノートはなんだと聞かれたら IBM なんですけど、これは、SONY なんかと違って色気もクソもない。黒い筐体だし。でも、その色気のなさが好きだったりします。Computer は、遊びの部分で進化していく部分があるのは否定しないのだけれども、そればかりではなく確固たる安心感であり、シンプルな部分、もっと言えばコアな部分みたいなものが、僕は好きなんです。


web サイトの作成に関しても、僕はあまり凝ったものは好きではないんですよ。シンプルでいて、整然としている。それでいてユーザが、移動しやすいサイト。Web Cafe' がそうであるかは、僕が判断することではないですけれども。僕自身が好きなサイトは、そういうサイトです。別に、strict で記述していなくてもいいし、文書型宣言がなくたっていい。そんなものはユーザにとっては関係のないこと。


車のドレスアップだって、若い時分には、大きなリアスポイラーを取り付けてみたり、車高を低くしたり。でも、もう僕はそんなことに興味が持てなくなってきた。シンプルで、その車の性質に則った、少しばかりのドレスアップでいいのだ。僕にとっては。


僕もいい歳になったってことなのかなぁ。



2002年8月15日木曜日

PC 修理

プレリュードのお友達の Angel タン (勿論エヴァンゲリオンのヲタ) のパソコン修理を頼まれました。それで、自分の Personal Computer のマウスとモニタを使用しました。んで、電源を挿し直した時に、ADSL モデムの電源も抜けまして、今の今まで Web Cafe' が見ることができませんでした。お前ら、大変申し訳ございませんですた。


久しぶりに Windows® 98 Second Edition を再インストールしました。起動ディスクを挿入して、CD ドライブ (G:)を指定して、G:\setup 。なんだか懐かしいですね。


ところで、再インストールなんですが、うまくいきません。Explorer が強制終了します。


ちきしょう!! 今日はこれくらいにしてやらー!! (泣きながら)



2002年8月13日火曜日

及川眠子

札幌が寒すぎます。21 時現在で、16.9 度だそうです。僕は家に帰ったら T シャツに、短いトレーナパンツみたいなのを着ているのですが、寒いです。なんか上着着たい気分ですよ。


ところで、及川眠子っていう作詞家知ってますか? 僕は、この人の名前をなんて読むのかずっと不思議だったんですよ。思いついたのは下記の通り



  • おいかわねむりこ

  • おいかわみんこ

  • おいかわねむこ


どれも、決定力に欠けます。どうなんだろうと思って、今日検索してみました。公式サイトがありましたヨ。語尾カタカナ…。


答えは、「おいかわねこさん」でした。にゃんにゃん。


ねこタンってかわいいので、改名しようかな。「だうも!! Web Cafe' の、ねこです!! 」とか言うの。オフ会とかで。「ねこタンかわいい!! いつも日記見てましたヨ」(語尾カタカナ的に)とか言われるんだ。うわっ。「思っていたより結構落ち着いててカコイイ!!」とか言われて、「さうですか? ふふ」とか、余裕かまして。


妄想もほどほどにしないといけないですネ!!



2002年8月12日月曜日

惰性の一日

昨夜の馬鹿騒ぎの疲れがとれない夜ですが、皆さんはいかがお過ごしでいらっしゃいますか? 興味ないけどね。


なんだか、昨夜はゲームしたり酒飲んだり、新世紀エヴァンゲリオンを鑑賞したりでとても楽しかったのですが、非常に下らない写真も撮ってみました。


第九話「瞬間、心、重ねて」より、イスラフェルの皆さんが映画「Matrix」の真似をしてました。


んで、今日は、ポテトチップスやら空き缶やらの中で起きたところ、何もする気が起きなかったので、Windows xp を、MacOS
X のよう
(pngです。一部の環境では、ダウンロードになるでしょう)にしてみることにしました。しかし、完璧とは程遠く涙を流しながらシャワーを浴びるのでした。


そんなこんなで、盆も押し迫った週末を、酒と惰性で過ごしたのでした。



2002年8月11日日曜日

大騒ぎ

今、私の家で激しく飲めや歌え ( 歌わない ) の大騒ぎ大会がありました。なので、今午前 6:27 でとても眠い状態なので、寝ます。ふに(´ω`)



2002年8月10日土曜日

大阪弁変換


仕事が割りとはよ切り上げることができたさかい、Linux をちびっといらう。本日この時まで Apache で公開しとった Web Cafe' のディレクトリが、/home/user名/ やったんで、なんかいろいろなユーザ特有のファイル( X Windows System 関係のゴミファイル)が鬼のように入っとったさかい、一つ下のディレクトリにしましたわ。/home/user名/public_html に。閲覧者には何一つ変わらへんやけど。FTP で、リンク切れのファイルがあったんで、更新してアップロードしたら、ファイルを置けへん。なんかいろいろ考えたちうワケやけど、理由がわかりまへん。


新しく作ったフォルダのアクセス権が root のまんまやった。アフォやろか。


ちゅう日記って何のことやらわけわからへんですわや。この野郎。すんまへん。言い過ぎたんや。さらさら思うておらへんんやけど、これから、読まれる日記を目指すためには、Web Cafe' のユーザ層ってどないな人が多いんかマーケティングせなならへんやね。おんどれらのプロフィールを是非教えておくんなはれ。


トコロで、アクセスログを何気なく眺めとったらやね、アクセスしてきたホストに、yamato.ibm.com ってあったちうワケや。しかもじゅんちゃんのほうむぺいじに。別名ホームページビルダー全開のホームページに。ヤヴァイやね。やまと IBMの社員はんにとっては、こいつホンマ何してんやよ。弊社【何処】の製品をコケにしやがってですわ。ここはえげつないインターネットやね、ですわ。胸中は。多分な。



大阪弁変換Proxyサーバにて変換。



2002年8月9日金曜日

チェッカーズ

仕事が割りと早く切り上げることができたので、Linux を少し触る。今まで Apache で公開していた Web Cafe' のディレクトリが、/home/user名/ だったので、なんかいろいろなユーザ特有のファイル( X Windows System 関係のゴミファイル)が鬼のように入っていたので、一つ下のディレクトリにしました。/home/user名/public_html に。閲覧者には何一つ変わらないですけど。FTP で、リンク切れのファイルがあったので、更新してアップロードしたら、ファイルを置けない。なんかいろいろ考えたんですけど、理由がわからない。


新しく作ったフォルダのアクセス権が root のままでした。アフォですか。


ていう日記って何のことやらわけわからないですよね。この野郎。すみません。言い過ぎました。全然思っていないんですけど、これから、読まれる日記を目指すためには、Web Cafe' のユーザ層ってどういう人が多いのかマーケティングしなければならないですね。お前らのプロフィールを是非教えてください。


ところで、アクセスログを何気なく眺めていたらですね、アクセスしてきたホストに、yamato.ibm.com ってあったんですよ。しかもじゅんちゃんのほうむぺいじに。別名ホームページビルダー全開のホームページに。ヤヴァイですね。日本 IBMの社員さんにとっては、こいつ本当何してんだよ。弊社【何処】の製品をコケにしやがってですよ。ここはひどいインターネットですね、ですよ。胸中は。多分な。


素直に、I'm sorry.



2002年8月8日木曜日

abbr 無視

今日、おやかたさんに聞かれて「はっ」って思ったんですけど、日記って CGI 使って書くのが一般的なんですか? お前らのサイトを拝見させていただいたところ、手書きも CGI も結果を表示してしまったら一緒なので、見た目ではわからない罠。レンタル日記サーバを借りている場合はすぐにわかるのですが。ちなみに私は、手書きでシコシコ書いてます。そりゃーもうシコシコと。たまに気持ちよくなります。えっちな日記とか書いてる時なんて、ハァハァしてるんだろ? お前キモッとか思っている貴方。正解。


ああ。この <abbr> とか、Internet Explorer は相手してくれないのに、書いている私…。はぁ。つれないのね。


ああ。リストが入れ子になっていてどれを閉じて、どれをハメればいいのかわからない私…。はぁ。くんずほぐれつね。


ああ。<a> を閉じ忘れて、全てのテキストに下線が。はぁ。私…。未練がましいのね。


危ない。



2002年8月7日水曜日

XHTML 2.0 草案


  • 今回の読み物は、僕の経験をもとに脚色して書きました。前回が長かっただけに今回は割りとすんなりと

  • Linux に、メールサーバをインストールしようと思います。お前らのお勧めは? 僕の持っている本だと Postfix の解説がありんす

  • モバイル端末用のページを 10 分で作ってみました。i-mode でも日記と掲示板が確認できます。いるのか?

  • XHTML 2.0 が草案で発表されました。ナヴィゲーション周りに新しい要素ができたらしいです。実装されたらいいかも。

    • <nl>

    • <name>

    • <li>


  • <br />が、非推奨になりました。僕には関係ないけど。



2002年8月6日火曜日

bakery 12

翌朝、僕が起きた時には彼女は朝食を作っていた。そして、自分が裸のまま眠っていたことに気がつく。お母さんの布団に何故裸で寝ているの? なんて、男の子が聞いている。


「お客さんだから、お布団で寝てもらったのよ。お母さんはソファーで寝たの」


いい答えだ。僕は、彼に気が付かれないように、布団の中でパンツを穿き、外に出てジーパンを穿いた。トーストの焼ける香りがする。僕の勤めているパン屋のパンだろう。よく、余ったパンを貰って帰ったりしたけれど、これはもうお世辞抜きで美味しいと思う。だから、あの店は、固定客がたくさんいる店だった。


「お兄さんも、こっちに来て。ご飯できたわよ」


「はい。ありがとうございます」


心の中では、「わかったよ、メイ」だったけど、彼の手前そうはいかない。ただでさえ、彼女のベッドに寝ていたのだ。彼の父親に知れることになったら、それこそどうなるかわからない。


彼女の簡単な料理とトーストは、美味かった。みんなで、小学校のプールについての話をしながら食べる。こうしていると本当に彼の父親であり、彼女の夫である錯覚を覚える。



当時、僕は新しく出たばかりの MD のポータブルプレイヤーを購入した。当時は発売されたばかりだったこともあり、相当値が張った。それでも、通学の時間や、持て余した時間のために、僕は購入したのだ。勿論、即金ではなく、10 回程度のローンで買ったはずだ。そして、僕は彼女に好きな曲を沢山入れて、渡した。不思議なことに何を入れたのか、今ではさっぱり覚えていないのだ。でも、ひとつだけ覚えているのが、マイクを挿して、彼女にメッセージを入れた。最後の曲のあとの、数十秒の間に。


「メイ。好きだよ」


そんなセリフを入れた気がする。今考えると、とても恥ずかしいけれど。そして、彼女からも、同じように、彼女の好きな曲が入った MD を貰った。Air-supply とか、Eagles とかが入っていたと思う。最後には、メッセージが入っていた。


「マサキ。大好きよ。貴方ともっと早く会っていたらよかった」


僕は、そのメッセージを聞くたびに、なんだか切ない気分になった。彼女は、多分本当にそう思っていたんだと思う。結婚した相手に、愛を感じなくなって、子供だけが彼女の支えだった。そして、僕と会っている間だけ情欲に溺れ、また、いつもの生活に戻る。



数年が過ぎて、学校を卒業して、大手家電量販店の配達の仕事についた。毎朝、伝票を確認して配達先を確認して、効率よく走って全て配り終える。そんな仕事だ。そして、売り場の女性スタッフと仲良くなり交際していた。学生の頃よりも、髭は濃くなり、心なしか腹も少し出てきた。それでも、僕は毎日汗を流して、働いた。


その日も、いつもの相棒と配達をしていた。相棒と缶コーヒーを飲みながら次の配達先に向かう。そして、学生の頃に勤めていたパン屋の前を通り過ぎた。


そこには、彼女がいた。


黒い髪を伸ばして、色白の肌。間違いなかった。でも、その肌には深くしわがあって、隣には小さな息子もいなかった。髪の中にも、白いものが見える。疲れきったその顔は、僕が一緒にいた頃の若々しさはなかった。


僕は、とても悲しくなった。彼女と別れてから、指を折って数えてみる。そう。10 年たっていた。当時、30 代後半だった彼女も 40 代後半になっているはずだった。勿論あのままの姿で 10 年も過ごすわけではなかったけれど、僕には信じられなかった。


「どうしたんだい? 知り合いか?」相棒が、僕の顔を覗き込んで言う。


「うん、昔付き合った女がいたんだ。でも、10 年経っているから、やっぱり歳をとっていたよ」


「そりゃそうだろ。お前も歳とってんだから」


そうだ。僕も、あの頃の僕じゃなかった。もう、あの頃のように、思い切り走ったりすることもない。会いたい気持ちで我慢できずに、自転車もこがなくなった。好きな気持ちを伝えるために、手紙もメッセージも送らなくなった。


家に帰ってから、僕はあの MD を探した。でも、結局みつからなかった。諦めて、ベッドに横たわる。蛍光灯が、明るく僕を照らした。あの切ない気持ちはどこに置いてきたんだろう。あのメッセージはどこにいったんだろう。あの綺麗だった彼女はどこにいったんだろう。


あの日の僕はどこにいったんだろう。


Fin



2002年8月5日月曜日

bakery 11

白い肌は、明るい照明の下で静かに動いた。僕の下腹部でゆっくりと上下している。僕はその快感に身を委ねながら、天井の蛍光灯を眺めていた。白い壁紙にある一般的な平たいタイプの蛍光灯。National と書いてある。彼女の生活の中に僕は、割り込んでいるのだ。彼女の指が僕の胸を這う。胸の上の腕を掴み、身体が反応するたびに強く掴んだ。それを確認するかのように、彼女も優しく僕自身を愛した。それは、激しく起立して、真上を向いていた。少し声がもれる。


「ああ」


悪戯な顔をして、僕を覗き込む彼女。僕は、また蛍光灯を眺めた。彼女の生活としての蛍光灯。彼女が、僕の肖像を描くのにも、その蛍光灯は明るく照らしただろう。そして、ふらちな二人でさえ、平等に照らす。横たわった僕の上に、彼女が乗る。僕自身が、何か温かいものに包まれた感触がした。上に乗ったまま僕にキスをする。僕は、そのまま彼女を受け入れて、背中に腕をまわし抱き寄せる。彼女も僕の首を抱きかかえて、髪を撫でる。


温かい彼女の中に包まれて、僕は目を瞑り僕自身で感じる温かさと湿った感触を楽しんだ。目を瞑っても、蛍光灯の残像が残っている。そして、快感の波が押し寄せる度に、白い蛍光灯の残像は、明るく輝いた。


彼女が果て、僕がしばらくして果てると、急に眠気が襲う。彼女を抱き寄せたまま、僕は彼女の生活の匂いのするその部屋で、眠った。彼女は、僕の髪を撫でながら、寝息をたて始めた。



2002年8月4日日曜日

bakery 10

二人で何度か会っていた時に、彼女は絵の話をした。


「ねぇ。マサキを描いたのよ。彼方をいつも想っていたから」


「本当? 今度見せてよ。メイ」


「嫌よ。恥ずかしいもの」


「なんだぁ。つまんないの」


僕はその話を思い出して、寝室でベッドを整えるメイに聞いた。


「ねぇ、前に話していた僕の絵を見せてよ」


「ええ。恥ずかしいから嫌よ」


彼女は、前と同じ言葉を繰り返した。


「いいじゃん、見せてよ」


「うん…」


彼女は、カラーボックスに入った、一冊のスケッチブックを取り出した。緑と黄色のスケッチブックの表紙。僕が高校の時に使ったスケッチブックと一緒だった。そして、彼女はあるページを開き僕に手渡した。


そこには、僕がいた。鉛筆で描かれた僕。パン屋さんにいるときと同じシャツを着て、エプロンをした僕。そして、随分実物よりよく描かれていた。


「かっこいいじゃん。うまいね」


僕は、自分が描かれた絵を初めて見たので、どう感想を述べていいかわからなかった。


「パン屋で、マサキを見てしっかり記憶に留めておいて少しずつ描いていったの。すごく彼方が好きだから描きたかったのよ」


「そう」


眺めてから、彼女にそのスケッチブックを返した。そして彼女は、もうひとつ絵を見せてくれた。


そこには、シャツのボタンを開き、胸が露わになった僕が描かれていた。少し恥ずかしそうにうつむいた僕だ。


「彼方のその胸を想像して描いたの。彼方は自分では気がついていないかもしれないけど、とてもセクシーなの。その絵を描きながら私は、彼方に抱かれたいとずっと想っていたの」


彼女は、そう言うと僕の胸に飛び込んできた。



2002年8月3日土曜日

bakery 9

食事を済ませ、コカコーラを飲みながら、彼の習っているピアノの腕前を披露してくれることになり、僕とメイはソファーに並んで座り、彼の演奏を聴いた。まだ習い始めて間もないらしく、何かの練習曲を聞かせてくれた。演奏を終えて、えっへんと僕達を見たのを確認して、二人で拍手をする。


「ねぇ、お母さん。お兄ちゃんがパパだったらよかったのにね」


「…。そうね」


少し間を置いて、彼女は同意した。困った顔をしながら微笑む僕に、彼はパパは、テレビゲームも一緒にしてくれないし、一緒に食事もしないし、ピアノの演奏だって聴いてくれなかったと僕に聞かせた。そう。この作られたような幸せな風景は、僕がこの家にとって異邦人であるから、存在し得た風景なのだ。僕は学生で、経済力もなかった。マンションも買うことができないし、彼をピアノ教室に行かせることだって不可能なのだ。



遊び疲れた彼を寝かしつけると、メイはソファーに座っている僕の隣に座った。


「今日は疲れたでしょう? あの子もすごく喜んでいたわ。ありがとうね」


「ううん。いいんだよ。僕も楽しかったし、料理もうまかったし」


「ねぇ。キスして」


僕らは、キスをした。彼女のキスは常に情熱的で、激しく舌を絡ませた。


「私たちも寝ましょう」



2002年8月2日金曜日

bakery 8

メイと男の子が、玄関に出てきてくれた。マンションは、新築で広く壁紙はまだ白くて、接着剤の匂いが少しする。男の子は、僕の手を引き遊びに誘う。リビングルームの中ほどにある大きな 25 型のテレビの前のソファーに座らせると、テレビ台の下にしまってあったゲーム機を取り出すと、僕と一緒に車のゲームをしようと言う。よしわかった。僕の得意なゲームだ。その様子をにこにこ微笑みながら、メイは対面型のキッチンで、夕食を作り始めた。その風景は、恐ろしく平和な風景に見えたと思う。でも、メイと僕は大人のどろどろした欲情の海に埋もれたヒトであり、無垢なメイの息子は、純粋に僕を遊んでくれるパン屋の兄さんだと思っていたと思う。


彼は、連勝していた僕を「すごいよ。やっぱりお兄ちゃんだね」と言った。僕にとっては、バイトのない日に友達と遊んでいたゲームだったし、手を抜いたつもりだったけど、それ以上に彼はうまく走ることができなかった。ぶうとふくれた顔の彼をなだめるかのように、メイは、テーブルに夕食を並べ始めた。ビーフシチューである。温かそうなそのビーフシチューを見て、メイのことを見ると、彼女はなんとなく自慢気に見えた。彼と、僕とメイは、食卓を囲み夕食を摂ることにした。


汚い大人が、何も知らない少年と。



2002年8月1日木曜日

bakery 7

結論から言うと僕は、彼女を抱いた。いや、むしろ抱かれたと言った方が正しいのかもしれない。彼女は大人だったし、僕は幼かった。そして、僕はあまりにも何も知らなかった。こんな会話をしたことがあった。場所は恐らく、僕の家。


「ねぇ、メイはいくつなの?」


「うーん。マサキを産める歳よ」


「えっ!! そんなに見えないよ。若いね」


彼女は本当に若く見えた。でも、それは僕が若すぎて、歳を測る定規のめもりの精度がすごく低かったのかもしれない。


「ありがとう」


彼女は、メイと呼んでと言った。明子と書いてアキコと読んだけれど、明をメイと呼んだら喜んだ。子供もいて、男性は、夫とパン屋のお兄さんくらいしか話さない女性には、愛称で呼ばれるのは嬉しかったのだ。メイと呼ぶと、子供のように僕に甘えてきた。僕の決して厚くはない胸に、そっとキスをした。


そして、何度かの夜を経て、僕は彼女のマンションへ誘われた。


「うちの人が、出張でいないのよ。もちろんあの子はいるけどね。一緒に遊んであげる名目で呼べばあの子も怪しまないわ」


「うん。わかったよ」


その日も、いつもどおりパン屋のアルバイトを終え、彼女の新しいマンションのオートロックのボタンを押した。


「ピンポーン」